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「パリよ、こんにちは」林真理子、椎名誠、唯川恵

お題「パリ」

そんな大喜利感覚で6人の作家が小説を書いている「パリよ、こんにちは」を読みました。

トップバッターには野心のすすめ が好評な林真理子さん。

巧みな文章と、パリで本当にありそうな恋愛話に感心しきり。

二番手の椎名誠さんは初めて読んだのだけれど、表現が面白いです。

パリのホテルの冷蔵庫についての表現は、クスッと思わず笑ってしまいました。

お気に入りの表現です。

オムニバス小説の良いところは思いがけない発見があるところなんでしょうね。


パリよ、こんにちは
華の都パリを舞台に、六名の名手が紡ぎだす珠玉の物語
Bonjour Paris! 永遠の憧れ、華の都パリを舞台に、名手六人が競作。六つの色鮮やかな物語が繰り広げられるーー。 林真理子椎名誠唯川恵

ラストは唯川恵さんがブラックなユーモアで締めくくってくれます。

6名の作家の小説量は少ないけれど「パリ」というお題ではお腹がいっぱいになりました。

ところどころに挟まれたパリの写真も小説に雰囲気をもたらして、パリを感じる小説です。


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