青年ダニエルタメットは円周率を22,500桁を暗唱したのです!!
円周率と言えば「3. 1415926535、、、、」なんだけど、それを22,500桁!
しかしサヴァン症候群で彼のように会話が成立するケースは稀なのだそう。
それでも彼とのコミュニケーションが難しく、アスペルガー症候群でもあります。
そのダニエルタメットが書いたぼくには数字が風景に見えるを読みました。
ドキュメンタリーでは語られなかったそのときの心情や状況が描かれており、ダニエルタメットがどれほど努力家なのか知ることができました。
アスペルガー症候群をどれほど克服しようとしているか、、、とか。感動します。元気をもらいます。
またダニエルタメットにとって数字にはカタチや色ががあるもので、その数字の見た方の違いに驚いてしまいます。
私にとっては数字とは羅列された黒インクの集合体にすぎません。
レシートやレポート、そんなイメージ。
だけどダニエルタメットの感じる数字の世界はなんて美しいのでしょう。
ぼくには数字が風景に見える
著者ダニエルは、数学と語学の天才青年です。それは、ダニエルが映画『レインマン』の主人公と同じサヴァン症候群で、数字は彼にとって言葉と同じものだから。複雑な長い数式も、さまざまな色や形や手ざわりの数字が広がる美しい風景に感じられ、一瞬にして答えが見えるのです。ダニエルは、人とのコミュニケーションにハンディをもつアスペルガー症候群でもあります。けれども、家族や仲間の愛情に包まれ、一歩ずつ自立していきます。本書は、そんなダニエルがみずからの「頭と心の中」を描いた、驚きに満ち、そして心打たれる手記です。
当時に見たドキュメンタリーの日本語バージョンは見つからなかったが。「brain man」というタイトルで英語でならYOUTUBEで見ることができます。
最後にはレインマンのモデルとなった男性(キムピーク)と会う場面がある。キムピークとの会話がサヴァン症候群ならではで、ちょっとユニークでした。