Netflixで『KOMMARI 人生がときめく片づけの魔法』の放映が2019年1月からはじまってます。
知っていたけど、見たら片付けなきゃいけない気持ちになるのでは?と思って、ちょっと放置してたんですが、とうとう見ました!
年始の休暇中にそのNetflix動画を視聴した人々が一斉に整理を始めて、NYのリサイクルショップ店員が「近藤麻理恵の名前は二度と聞きたくない」とぼやくほど買取査定に並ぶ人々の長蛇の列ができたそうです。
先日、アメリカの作家・社会批評家のバーバラ・エーレンライク氏が、
「私はこんまりが嫌い。私は散らかす側の人」
「アメリカの視聴者に英語で話さなくても私は別にいいんだけど、でもこれは超大国アメリカの衰退を示唆している」
などツイートし、批判が集まるなどして、こんなに話題になるなら、やっぱり見なくちゃと思いました。
良くも悪くも、それだけ人の心に突き刺さる片付け術だと思うんです。
近藤麻理恵さんことKOMMARI(こんまり)は日本で活躍していましたが、近年はロサンゼルス移住し、動画の舞台は『アメリカ』です。
こんまりは英語でも会話するのですが、クライアントの聞き取りでは通訳を介して日本語で会話しています。
細かいニュアンスはやはり通訳さんにお願いしないと、意思疎通が難しいのだと思います。
『KOMMARI 人生がときめく片づけの魔法』で、ときめくモノを残す、という「こんまりメソッド」(片付け術)の、片づけを通して人の人生が変わっていく様子が動画で見られます。
バーバラ・エーレンライク氏は、動画を見て自分の痛いところを突かれているように感じてイライラしてツイートしたのではないでしょうか?
片づけができない人には心にグサッとくるものがあるのかもしれません。
いつか、こんまりがバーバラ・エーレンライク氏の家の片づけの手伝いをしたら、とても面白いと思います。
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コンマリはアメリカ『TIME』誌の「最も影響力のある100人」に選ばれたことがあるほどの片づけのプロフェッショナルです。
情熱大陸などテレビ出演したこともありますので、ご覧になられたこともある人も多いのではないでしょうか。
はっきり言って、片づけのプロセスはいつも同じ。
毎回、特別な片付け術が披露されるわけではないんです。
(靴下やネクタイの畳み方などちょっとした紹介はあります)
洋服の整理からはじまり、次にキッチンや本、オモチャの整理。
最後には車庫の整理をして終わるのが、大体の流れです。
すぐに真似ることができます。
ただ海外だと男性も一緒に片づけに積極的に参加するなど、家事のほとんどを女性がする意識のある日本とは様子が違うと感じました。
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動画をずっと見ていると「ときめき」とはどんなことを指すのか、理解することができます。
海外の人は「ときめき」と聞いてもピンときません。
そういう感情を表現する単語が英語で無いようで「Spark Joy」と訳されています。
クライアントは「ときめき」とはどういうことですか?と毎回聞きます。
言葉の説明でわからなければ、こんまりはヒントを与えてクライアントに「ときめき」を理解してもらいます。
そのヒントを見て、なるほど、と勉強になったり、これなら自分も片づけられるかも!と思えてきます。
「ときめき」は日本人特有の感情なのではないか?と中には思うクライアントもいます。
しかし、段々と理解していくことができます。
「思い出の品だから取っておきたい」というクライアントが、その品にときめきを感じれば残しておけばいいし、ときめきの観点から見ると必要のないものだとわかったり。
クライアントは最初はめちゃくちゃ苦しむんです。
捨てられない。
自分はなんて駄目なんだ!
嘆く場面は、さすが外国人という感じがします。
日本人だとこんなに感情を表に出さないでしょうから、片づけがいかに影響を与えるのか見ててわかりやすいです。
「こんまりメソッド」は、自分の内面を見つめるきっかけにもなるので、気持ちが苦しくなるのだと思います。
クライアントを見てると片付けは『修行』のようにも見えます。
片づけを進めるうちにクライアントの気持ちが変わっていく様子が興味深いです。
どこかで山を越えるんです。
12歳からコレクションしているスニーカーを持つ男性。
以前にかなり減らしたけれど、それでも150足ある。
最初は(無理だろ、、、)と絶望してたんですが、やがて自分で納得して手放すことができるようになります。
そして最後にはクライアントは笑顔!
毎回、それの繰り返し(笑)
こんまりという水戸黄門がやってきて、問題を解決して去って行く。
そんなお決まりのパターンも『KOMMARI 人生がときめく片づけの魔法』の面白さだと思います。
Netflixを視聴してる人なら、見て損はありません!