『うさぎドロップ』の著書で知られる宇仁田ゆみ氏の『よっけ家族』1~5巻を読みました。
両親+長男家族の暮らしは珍しいことではないけれど、+祖母も住んでて、そこへ急な転勤で東京から妹夫婦が同居する話です。
大家族ひとつ屋根の下、総勢10人の生活がはじまります。
早朝の町内放送で目が覚め、義兄に畑を教わり、ご近所さんの柿のおすそわけの応酬、そんな地方の田舎暮らしが描かれます。
三重県出身の著者だけあって、田舎暮らしの人も見落としがちな、何でもないような日常が丁寧に描かれています。
読んでいて、一緒に暮らしているかのような感覚に陥ります。
舞台は三重ですが、方言やお正月の餅まきが三重らしいくらいで、具体的な地名などは出て来ません。
よっけ=たくさん、多い、という意味。
小学生のバレンタイン、中学生の恋愛、高校受験、家族写真を撮ろうとすると中学生が「えー、俺はいいわ」と言う思春期。
同じ年頃の子供だったら、自分のことのように感じるだろうし、大人が読めばどこか懐かしい気持ちが甦ります。
小学生の最上級生になった健人君が、近所の新一年生を集合場所の公民館まで連れて行くエピソード。
私が小学生のときはそんな習慣はなかったのですが、健人君の粋な計らいに感心しましたし、恩はいつか返ってくる、というような話しで心が温まりました。
助け合うのが当たり前の大家族の暮らしぶりに、健人君のその行動は自然なことだと思います。
大人も健人君にアドバイスをして導いてはいるのですが、暮らしの中で成長していくって、こういうことなんだなぁと感じました。
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東京から来た駿太郎は義兄から畑について学んで驚くことだらけなのですが、落花生の話は私も一緒に「ええええええ!」でした。
そうやって実をつけるの!?じゃがいもみたいにできるわけじゃないんだ。面白い。
とれた野菜を家族で食べる暮らしは本当に素敵。
家庭菜園に興味ある人にも楽しめる漫画だと思うのでおすすめです。
産直販売で、ご贔屓にしている生産者のラベルを見て野菜を買うエピソードもわかる!
よっけ家族は読んだ後にほのぼのできる漫画で、おすすめです。
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