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恋愛を成就させるふたつの秘訣「プライドと偏見」【おすすめ映画】(感想レビュー)

 恋愛を成就させるふたつの秘訣「プライドと偏見」【おすすめ映画】(感想レビュー)

プライドと偏見 (字幕版)
 

キーラ・ナイトレイ主演の「プライドと偏見」を見ました。

この作品で、キーラ・ナイトレイアカデミー賞主演女優賞にノミネートされています。

18世紀のイギリスの田舎で繰り広げられる恋愛模様が描かれます。

 「プライドと偏見」はジェーン・オースティンの小説で、これまで何度も映画化されているほど人気の高い恋愛物語です。

映画「ユー・ガット・メール」では主人公がプライドと偏見が大好きで、ぜひ読んで!とメル友に勧める場面があったり、映画の会話で「まるでプライドと偏見ね」と例えに使われることもあり、ずっと気になっていました。

 「ジェーン オースティンの読書会」という映画もあります。

 

 ◆恋愛を成就させるふたつの秘訣「プライドと偏見」【おすすめ映画】(感想レビュー)

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はじめからエリザベスとダーシーは一目惚れで両想いになります。

しかし、偏見や発言からすれ違いが起きてしまいます。

ダーシーが友人にエリザベスのことを「ちょっと今ひとつだな」と言ったのを、エリザベスが偶然聞いてしまい傷つきます。

例え照れがあるにせよ、好意を持った相手のことを悪く言わないことですね。

「あいつがあんなこと言ってたよ」と誰が告げ口するかもわかりません。

 

この映画から学ぶ恋愛を成就させるひとつめの秘訣。

 

・恋をしたら素直になろう

 

エリザベスとダーシーがお互いに素直であれば、こんなに回りくどいことになってないと思います。


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ダーシーはエリザベスを前にして無表情でいました。

緊張していたのかもしれませんし、昔の男ですから微笑むのはカッコ悪いと思ったのかもしれません。

けれどもエリザベスにはダーシーが自分に好意を持っているとは伝わりません。

ただ、エリザベスが馬車に乗ろうとした際に、ダーシーがそっと手を貸します。

エリザベスはそこで何かに気がつきます。

大昔ですから好意の示し方が控えめで、よく言えば純粋です。

でも、エリザベスに伝わればいいんです。

エリザベスのお姉さんも興味深く、恋愛に控えめな態度が災いする場面があります。

いくら美人でも受け身なだけではダメなのです。

 

この映画から学ぶ恋愛を成就させるふたつめの秘訣。

 

・好意は相手に伝わるように示そう 

 

恥ずかしくても、日ごろから好意を匂わせないと、相手に気がついでもらえません。

 

 ◆最終的に女性が結婚を決める瞬間とは?

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地味なファッションでも美人は目立つ!改めて美人に感心します。

主人公・エリザベス・ベネット ( キーラ・ナイトレイ)と、スタニッジ・エッジをはじめとするイギリスの風景が美しく映像的に見応えがあります。

ロケ地、チャッツワース・ハウスでの白いワンピース姿の佇まいは、ため息が出るほど素敵です。

いつかチャッツワース・ハウスを訪れてみたくなりました!

イギリス旅行に行く前に見る映画としてもおすすめです。

 

エリザベスは、ダーシーに心惹かれていましたが、その心を決定的にしたのは、ダーシーのお屋敷を訪れたときだと思います。

さすがのエリザベスも、思わず笑いが込み上げてくるほどの超リッチなお屋敷!

なんだ結局はお金か、と思うかもしれません。

しかし現実的で説得力のある表現だと思います。

実際にお屋敷を目にしてようやくエリザベスは、ダーシーがこんな立派な屋敷に住むような尊敬に値する人だと知ったのだと思います。

ダーシーの仕事は領地を統括することですから、立派な人ではなければ務まらないのがエリザベスにもわかったのでしょう。

エリザベスは冒頭で本を読むことが好きなことがわかるように、知的な人が好みだと思いますしね。

 

ダーシーのようにお金持ちで立派な地位が無くても、

・お金は無くても楽しむ術を知っている

・お金が掛けられないかわりに工夫をしてくれる

そんな生活力のたくましさからこの人となら一緒に家庭がつくれそう、という気持ちが持てれば結婚を考えるように思います。

もちろん女性も同じで、お金を掛けなくても美味しいご飯が作れるスキルに惚れる男性は多いと思います。


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◆「プライドと偏見」おすすめ見どころ 

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エリザベスのお姉さんのほうが美人で男性からの求愛が絶えないという設定なんですが、金髪で色白で、控えめな性格なことから当時の男性に人気があるのもわかります。

この辺の絶妙なキャスティングが素晴らしい。

姉妹の母親のベネット婦人(ブレンダ・ブレッシン)のいかにも田舎の小金持ちの婦人な性格も面白いですし、なんと007のM役で知られるジュディ・デンチも登場するんです!

Mの貴婦人姿にニヤッとしてしまいます。必見です!

 

 ◆結婚には何が大事か?登場人物の結婚観から考える。

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女性に相続権の無い時代。

ベネット家には男子がいないので、財産相続権は遠縁のコリンズ牧師にあります。

そこでコリンズ牧師はベネット家の姉妹の中からお嫁さんをもらえないか申し込みします。

つまりコリンズ牧師は、お嫁さんをベネット家からもらう代わりに、ベネット家を援助しますよ、ということなのだと思います。

なかなか親切な申し出でだと思います。

コリンズ牧師は悪い人ではないと思うんですよ。

 

しかし、コリンズ牧師はエリザベスに求愛するのに、そこらへんで摘んできた小さな花を持ってきてプレゼントするような、紳士としては残念なタイプ。

エリザベスが気乗りしないのも無理はありません。

しかし、実家の経済事情を考えれば、コリンズ牧師の申し出をありがたく受け取るのがこの時代の女性なのではないでしょうか。

(エリザベスはそのあたりの家庭事情を把握していないようです)

 

現代社会では女性が自らお金を稼ぐこともできますが、18世紀では難しい。

結婚について考えさせられる場面です。

エリザベスの女友達は、自分が美人で無いこと、結婚適齢期を過ぎつつあることから、経済的安定を求めてコリンズ牧師と結婚を決めます。

知らせを聞いたエリザベスの驚く顔が何とも言えません。

 

その後、友達が幸せに暮らしている様子が映し出されます。

結婚のカタチは人それぞれで、本人が幸せだったらそれで良いのではないでしょうか。

 

 ◆資産家ダーシーの微妙な恋心が楽しい!萌える!

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資産家のダーシーは仕事はできる人のようですが、態度や発言から人にマイナスなイメージを与えてしまう残念な男性。

妹の前では笑顔を見せていたので、単純に人見知りが激しいのだと思います。

そんなダーシーが冒頭でエリザベスを見て、思わず小さく二度見!!

よく見て無いと見過ごしてしまうくらいの場面ですが、ダーシーがひと目ぼれする瞬間にクスッと笑ってしまいました。

舞踏会のあいだダーシーは、無表情でエリザベスを盗み見する感じも笑えます。

雨の中、雨宿りするエリザベスの元へヌッと現れる姿は、ちょっとしたホラー!

ダーシーの繊細な恋心を読み取るのは難しいですが、わかると映画がより面白く見られます。

ダーシーの微妙な恋心をぜひご覧ください!