Amazonプレミアムで マーク・ジェイコブス&ルイ・ヴィトン ~モード界の革命児~(字幕版)を見ました。
このドキュメンタリーを見てて面白いと思ったのが、天才ファッションデザイナーと呼ばれるマーク・ジェイコブス氏が日本からインスピレーションを受けているところが紹介されていることです。
日本のおもちゃメーカーの人形のカタログからヒント得たり、アーティストの村上隆氏とコラボした話、彌生草間さんと交流している姿や東京に滞在している様子などが興味深かったです。
マーク・ジェイコブス氏のアトリエでは、創業から働いている人が多く雰囲気がとても良いことからも、マーク・ジェイコブス氏の人柄が伺えます。
穏やかな口調で、ドキュメンタリーの撮影者にも気さくに話しかけたりします。
モードな世界はピリピリしたイメージがあるのですが、マーク・ジェイコブス氏の周囲には緩い空気が漂っています。
NYコレクションの12時間前でも、マーク・ジェイコブス氏の指示は声を荒げることなくいつも通り。(直前はさすがにピリピリしている)
でも「人に褒められても真に受けないよ」とサラリと厳しい発言もします。
マークジェイコブス氏の仕事っぷりを見ていると、指示がとても明確なことに気がつきます。
マーク・ジェイコブス氏の指示は具体的で、本人に確固たるビジョンがあります。
よく「ガーリーな感じに」など曖昧な言葉で指示をして、出来上がったものを見て「こうじゃないんだよねぇ」と文句を言う人がいるのですが、マーク・ジェイコブス氏を見ればスタッフが思い道理に仕事ができないのは指示が悪いせいだとわかります。
周囲のスタッフがマーク・ジェイコブス氏を尊敬していて、彼が求めることに応えようとするプロフェッショナルな姿勢も見ていて楽しいです。
クリエイティブなものづくりに興味がある人におすすめなドキュメンタリーです。