映画・バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生で初登場したワンダーウーマンの第一次世界大戦中の活躍を描いた「ワンダーウーマン」を見ました。
実はあまり惹かれていなかった作品ですが、見たら印象が変わりました。
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長い間戦況の変わらない前線で、ワンダーウーマンが活躍したらあっという間に状況が一変する場面があります。
圧倒的に強い戦力があれば敵を倒せる!
ものすごい爽快感があります。
またそれは首都を奪還したとかしないとか、現代のアメリカとISISとの戦況とも似ていて、人々の願いを映画の中で叶えているようにも見えます。
ワンダーウーマンが 第一次世界大戦をギリシャ神話のアレスの仕業だと信じて、自分の正義を貫き通そうとする姿はまさに宗教戦争です。
第一次世界大戦中の街並みなど世界観の演出がとてもよかったです。
メイキング映像で「あればエリザベス女王のうんたらかんたらを参考に」など監督が細部にまでこだわったことが紹介されていて、改めて女性監督ならではの感性が活かされている映画だと感じました。
監督はシャーリーズ・セロン主演のモンスターを撮ったパティ・ジェンキンス。
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主演女優のガル・ガドットさんは1985年生まれ、身長178cm。
イスラエル出身ですがユダヤ系で、祖父母がホロコースト(ナチス・ドイツがユダヤ人などに対して組織的に行った大量虐殺)の生き残りというのもこの映画では意味深いことかと。
イスラエルでは兵役義務があるため、18歳の時から2年間、イスラエル国防軍で戦闘トレーナーの職務に就いており、その経験がワンダーウーマンの役に立ったと言います。
ワンダーウーマンの追加撮影していた時、なんと妊娠5カ月だったそう!
2004年度(当時19歳)のミス・イスラエルに輝き、2009年公開のワイルド・スピード MAXで映画にデビューしています。
ワンダーウーマンはこれまで多くの女優に演じられてきていますが、アメリカ人以外が演じるのは初めてのこと。
美しくて強い女性というだけでなく、このワンダーウーマンは純粋で真っ直ぐなところに強く惹かれました。
ギリシャ神話のゼウスを知っていると、物語を理解しやすいと思います。
ゼウスは女神をはじめ、多くの人間の女性とも交わり子をもうけたといわれます。
異母兄弟(姉妹)がいるわけで、現代の家族っぽく、日本だと石田純一さんファミリーを思い浮かべて頂ければイメージしやすいかと思います。
アメリカではそういった家族構成に共感する人も多いのではないでしょうか。
また、ゼウスは天空神として、全宇宙や雲・雨・雪・雷などの気象を支配、雷霆(ケラウノス)を主な武器とし、 ワンダーウーマンがどうして強いのかヒントになります。