大統領の執事の涙(感想レビュー)
今から60年ほど前、って結構つい最近まで、まるで禁煙と喫煙席のように、アメリカではバスや食堂の座席が白人用と黒人用にわけられていました。
黒人が白人用の席に座ったりすると、ボコボコに殴られたり、殺されたりもしました。
当時はジム・クロウ法という、黒人の一般公共施設の利用を禁止制限した人種差別的内容を含む州法があったのです。
そんな州法があったことにびっくりですが、映画大統領の執事の涙では黒人に対する差別がどういうものだったのか描いており、そこからのオバマ大統領当選!
「そうか!黒人初の大統領ってそういう意味があるのか!」と感じる映画でした。
主人公のセシルは、トルーマン大統領からレーガン大統領まで8人に仕えた実在したホワイトハウスの執事がモデルです。
そのお母さんが、農園で白人にレイプされて頭がおかしくなっちゃうんですけど、マライア・キャリーが演じててびっくり。
あの、マライア・キャリーが!?
そして歌手のレニー・クラビッツがホワイトハウスの執事を演じてるのにもびっくり。
他にもハリーポッターでセブルス・スネイプを演じたアラン・リックマンがレーガン大統領を演じてるんですが、これがよく似てる!(笑)
X-メンで目から破壊光線を発射するサイクロップス を演じたジェームズ・マースデンがジョン・F・ケネディを演じたりと、配役にもなかなか見応えがあります。
今年中に見ておきたい映画です!「大統領の執事の涙」おすすめです。