映画「イップ・マン 継承」を見ました。
イップ・マンは詠春拳(えいしゅんけん)の達人で、ブルース・リーの師です。
イップ・マンは実在の人物ですが、物語はほとんどがオリジナルストーリーです。
物語は武館を営みながら家族と暮らすイップ・マン(ドニー・イェン)は、息子の通う小学校の土地を巡り横暴な地上げをする不動産から街を守るために立ち上がります。
ブルース・リーがイップマンに挑む場面で、いかに師匠が強いかが伝わってきます。
最小限の動きで、相手の攻撃をぎりぎり避けるのです。
ザ・達人ですよ。
これには大興奮です。
木人樁(もくじんとう)が無性に欲しくなりました!
それくらい熱くなれます。
なんとマイク・タイソンが出演しています。
ボクサー現役時代は荒くれ者のイメージだったマイク・タイソンですが、映画でまともな役をしており、あのマイク・タイソンがっ!えー!びっくり!
以前は、薬物中毒・アルコール依存だったそう。今はすっかり抜けたようです。
イップマンとの戦いも迫力があってよかったです。
実際にタイソンの動きは振り付けの通りではなかったそうで、緊迫した空気はそういう裏事情もあったのかも!
絵に描いたようなチンピラが登場します。
当然、イップ・マンと争います。
イップ・マンが立派な竹棒を持って乗り込むんですが、竹棒を使わないんかーい!振り回すところを見たかった!
イップ・マン演じるドニー・イェン の身長は173cm。
奥さん役のリン・ホンは179cm。
「最萌身長差」とも言われていて、面白いキャスティングだと思います。
リン・ホンが木人樁を打つ夫の姿を見るシーンを撮り終えた時、ウィルソン・イップ監督が思わず泣いてしまったくらいリン・ホンの演技が素晴らしいと絶賛されています。
しかし、私は奥さんが「しばらくあなたの木人樁を打つ音を聞いていないわ」と言うと、静かに イップ・マンが木人樁を打ち始める、というシュールな場面に笑えてきました。
本人たちは真剣なのでしょうが、どうもウッチャンや中川家のカンフーコントがよぎってしまいます。
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詠春拳は拳で戦うものと思っていたので、なぜ刀や棒で戦うのかな?と思っていたんですが、八斬刀や六點半棍も詠春拳に含まれることがわかりました。
カンフー映画は知識や中国のセオリーなど理解が無いと楽しみ損ねてしまう場合もありますね。