スポンサーリンク

五十代女子のリノベDIYを読んだ感想


タイトルの50代女子のリノベDIYの五十代に惹かれました。

五十代ともなれば、小手先のDIYでは無く、なかなか本格的な使える内容のDIYを提案するのでは?と読んでみることにしました。


最初から玄関のたたきを「洗い出し」でDIYする、というなかなか興味深いDIYの紹介からはじまっていました。

「洗い出し」はリノベのビフォアーアフターの匠がやっていたことがあって知っていました。

モルタルが乾く寸前に水で表面を洗い流して、素材の石などを露出させることで表情が豊になると同時に、滑りにくくなるというデザインと実用性を兼ね備えた手法です。

手順も写真つきで(写真がいささか小さいけれども、オールカラーで量も多いのでそこは仕方ないかもしれません)、なるほどそうやってやるのか、とわかると同時に「難しい」という場面ではプロの師匠にやってもらった、とあります。

むぅ。

登場するDIYを指南してくれるプロは著者の知人らしく、人脈も含めての五十代のDIYなのか、と感じました。

DIYしたいので指南してくれませんか、と大工さんに頼んでも、大してお金にならないことを引き受けてくれるのか?という疑問があり、この本を参考に「よしやってみよう」と実行するにはいささかハードルが高い部分がチラホラと見られます。

それでも安っぽくない仕上がりで、どちらかというとプロっぽいDIYをしたい人には役立つ本だと思います。

例えば大家さんをしていて、自分でメンテナンスをしようと思っている人には、すべてを外注するよりも自分でできるヒントが得られるように思います。

プロに頼らずどこまでをやってコストダウンをはかれるか、が具体的にわかると思います。


50代女子のリノベDIY
自分たちで自宅をリノベーションしてみようか。 そんな軽い思いつきから、50代“オトナ女子"3人が プロのガテン女子の力を借り、DIYに挑んだ。 初心者にもわかりやすい作り方の手順や、 プロから教わった技も紹介。 読みものとしても、DIY参考書としても使える リノベDIY本。全ページオールカラー。

残念ながら自分でやってみよう、と参考になったところはありませんでしたが、最後のほうに「ずっとかがんで作業するので腰が痛い」などの五十代らしい会話は新鮮でした。

DIYの紹介って、作業がどれだけの技術が必要かなどテクニック部分が多いのですが、身体の負担についてはあまり書かれてないので、貴重だと思います。

◆関連リンク
オルネ ド フォイユ店主に学ぶ「パリ流 谷さんの週末DIY」