スポンサーリンク

カツオが磯野家を片づける日


タイトルに興味があって「カツオが磯野家を片づける日」を読んでみました。

波平さんが亡くなり、あの綺麗に整頓されていた磯野家がゴミ屋敷になっているところからスタートです。

大人サザエさんな話ですね。

なぜゴミ屋敷になってしまったか理由も納得の解説があります。


カツオを中心に磯野家のやりとりを通して読むことができるので、非常にわかりやすく読みやすいです。

専門用語も出てきますが、難しく無いです。

幼馴染の花沢さんや、早川さん、中島君がそれぞれ「ファイナンシャル・プランナー(FP)」などの資格を持っていてアドバイスをくれるのですが、これもわかりやすく面白いです。

そんなわけで、サラッと読むことができ全体の流れがなんとなく掴めました。


カツオが磯野家を片づける日 後悔しない「親の家」片づけ入門 (SB新書)
20XX年、「その後」の磯野家――。

サザエさんも実家から別居。
ワカメも結婚してキャリアウーマンとして世界で活躍。
カツオは、現在、地方へ単身赴任中。 だがいまだに独身(41歳)。
ある日、波平が急死し、広い家に母のフネが一人取り残されることに。
長男のカツオは、そんな母が心配で、実家へ戻る決心をしたのです。

ところが、カツオが実家に戻ると、
開けてビックリ! 物があふれる「ゴミ屋敷」となっていたのです!

本書は入門書なので、ここから先はどうなるの?と思うところもあります。

例えば「税理士さんに相談するのが良いです」というアドバイスで終わってしまっているのです。

その後も気になるところなので、続編の「中級編」が出るといいな。

両親の家の片づけをどうしたらいいのかな、とぼんやり不安に思っている人が読んでおいて損は無い本だと思います。


ただ、この片づけは波平が亡くなったことがキッカケではじまるので、ふたりが元気なうちにどうにかできる本も読みたいと思います。

なにかいい本無いかなぁ。

◆関連リンク
両親がいつまでも元気だったらいいけれど「70歳をすぎた親が元気なうちに読んでおく本」
親が70歳を過ぎたら読む本・村田裕之