70歳のおじいちゃんがインターンとして働く、と言っても、ロバートデニーロですから。
スーツ姿がパリッと決まったロバートデニーロ演じるベンは、容姿だけでなく性格もとても魅力的。
世代ギャップもなんのその。
若い社員から教えてもらい、ベンも教えられることに出し惜しみせずに応えていくその姿勢がいいです。
歳を重ねると「知らない」ということが「恥ずかしい」と感じて、態度を頑なにしてしまうことがありますが、ベンにはそれが無いのです。
また、ベンの「大人な対応」には「ほほぉ」と感心させられます。
「コトを穏便に済ます」ことに長けているんですね。
そして、ベンのこだわり、というのか、持ち物にも「ほほぉ」と感心させられます。
こういうご年配の方ならぜひ一緒に働きたいですねぇ。
そしてゴッドファーザーにはたまらないシーンもさりげなくロバートデニーロが演じていて、わかる人にはわかって愉快!
私はゴッドファーザーには詳しくないんですが、それでも2ケ所、これは!と思いましたよ。
また日本語を話すシーンもあって楽しいです。
マイ・インターン(字幕版)
華やかなファッション業界で成功し、結婚してプライベートも充実、現代女性の理想の人生を送るジュールズ。そんな彼女の部下にシニア・インターンのベンが雇われる。最初は40歳も年上のベンに何かとイラつくジュールズだが、いつしか彼の的確な助言に頼るように。彼の“豊かな人生経験”が彼女のどんな難問にもアドバイスを用意し、彼の“シンプルな生き方”はジュールズを変えていくー
アンハサウェイ演じる社長ジュールズは、学歴は無いけれど、会社と家族を愛する優秀なキャリアウーマン。
そんな彼女が会社が巨大化するにつれて、さまざまな対応に追われてアップアップしているサマは働く女性なら共感できる部分があると思います。
ニューヨークでさえ、女性が家計を支えて働くということに対して周囲から理解が得られないことがあるんだなぁと感じました。
家事と仕事を両立できるキャリアウーマンは良しとされてる感じがあるけれど、家族のことを夫が専業主夫となってすることに対しては冷たい視線がチラホラ。
漫画家の二ノ宮知子さんの旦那さんも専業主夫で(と言っても、二ノ宮知子さんのマネージメント的なこともされている)、桜沢エリカさんの旦那さんも専業主夫だけれど、やっぱりどことなーく肩身が狭い思いをされたことがある印象を受けたので、他人の生活スタイルに冷たい視線を投げかけたりする人がいるのは残念。
とかとか、「働き方」についてちょっと見つめるところもありました。
おにぎり通信 3 ~ダメママ日記~ (愛蔵版コミックス)
スーパーハードな締切生活を尻目に、コウ&ヒロ兄弟もぐんぐん成長! 七五三、グアム旅行にキャンプなどなど、楽しいイベントも盛りだくさん! 抱腹絶倒のファミリーエッセイが完結!
あとこの映画で話題になっているアンハサウェイのファッションだったり、映画からお洒落が伝わってくるところが魅力です。
監督は恋愛適齢期、恋するベーカリーのナンシー・メイヤーズと聞いて納得。
恋するベーカリーはスタジオ感が半端なくあったのが残念でしたが、マイインターンではニューヨークの街並みが少々楽しめるようになっていたのが良かったです。
特にジュールの住まいの場面あたり。
いつも有名な女優や俳優を起用しているので、ロケーションにコストがまわらないんでしょうね。
平凡なストーリーではありますが、いいお話しでして、それをロバートデニーロやアンハサウェイなどの名優が演じるから伝わってくるものがあると感じます。