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新しい人生のはじめかた


新しい人生のはじめかた(字幕版)
ニューヨークのベテラン作曲家ハーヴェイは、上司から新作のプレゼンには「若手を起用する」と言われてしまう。愕然としながらも月曜のプレゼンには絶対自分が出ると宣言し、離婚して離ればなれになってしまった娘、スーザンの結婚式に出席するためロンドンに旅立つ。
2008年のアメリカ映画。

名作映画「クレイマー、クレイマー」で見せたダスティン・ホフマン面倒くさい男のあの感じ。

そんな面倒くさい感じの男を演じさせたら、ダスティン・ホフマンはピカイチだわ!とふたたび思わせたのが新しい人生のはじめかたです。

妻と離婚し、その間に設けた娘の結婚式で義父にバージンロードを奪われ、仕事も思うようにいってない、人生こんなはずじゃなかったなーと思う男が、イギリスに行って新しい人生が開けそうになるというお話。

奇蹟が起きるわけでもなく、エマ・トンプソンの出現によってちょっとしたことが変わっていくのが興味深いです。

だからパートナーって必要なんだな、と思わせる何かがあるように思います。


とても、エマ・トンプソンの演技が印象的で素敵、、、と思っていたら本作で「ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)ノミネート」されてました。

エマ・トンプソン演じるケイト・ウォーカーにはお母さんがいます。

頻繁に電話してきてケイトを束縛してる感じで、これがケイトが独身のままでいる理由の大きな理由なんだろうなぁ、と説得力があるし、優しいからそんなお母さんの電話にも付き合ってしまうんですよ。

この演出って同じくイギリスが舞台の映画「ラブ・アクチュアリー」でもあったんだけど、、、イギリスではこういう家族の問題が珍しくないということなんでしょうか?

ちなみにラブ・アクチュアリーにもエマ・トンプソンは出演してます。こちらもすごくいい。無言だけど気持ちがすごくわかる場面がいっぱい。


まぁ、それは置いといて。

この映画をみて、一歩を踏み出せば、おじさんでもおばさんでも、いつだって人生を変えることができることができるんだな、と感じました。

ただその一歩を踏み出す機会は、待ってても来ないということ。

自分で行動すること。

ダスティン・ホフマン演じるハーヴェイ・シャインがケイトを追いかけて車両内を移動する場面には「えぇ!」と思いましたが、その前にちゃんとケイトと軽食を食べながら会話をしてある程度の手ごたえがあっての行動なので、大人の話だとつづくづく思いました。