スポンサーリンク

クリスマスに起きる奇蹟「輝く夜」百田尚樹


永遠の0の著者でも知られる百田尚樹さんの短編集です。

クリスマスらしいファンタジーな内容で、テレビドラマを見ているようにドラマが展開され、とても読みやすかったです。

ただ、日頃報われない女の子が幸せになる話が続くので、いささか「もう結構です」という気分は否めませんでした。

結婚を夢見る女性には、読んでて楽しいのかも。

私はやっぱりクリスマス・キャロルなんかのほうが、クリスマスの奇蹟らしくいいなと思いました。


輝く夜 (講談社文庫)
幸せな空気溢れるクリスマスイブ。恵子は、7年間働いた会社からリストラされた。さらに倒産の危機に瀕する弟になけなしの貯金まで渡してしまう。「高望みなんてしない、平凡な幸せが欲しいだけなのに」。それでも困っている人を放っておけない恵子は、1人の男性を助けようとするが――。5編の泣ける奇蹟。

私にとってクリスマスとは、その名のもとにケーキやごちそうが食べられる日でした。

サンタクロースは来なかったので、日本は素通りするんだなぁ、と残念に思っていましたが、ケーキが食べられればそれでよかったのです。

ケーキのチラシを見ながら、いつか二段になったケーキを買ってくれないかなぁ、と毎年狙っていました。

残念ながらそんな奇蹟は起きませんでした。


だれも知らないサンタの秘密
『どうしてサンタクロースは子供達が欲しいものを知っているのか?』
『どうやってあんなにたくさんのプレゼントを作ったり、配ったりできるのか?』
『どうやって煙突から入るのか?』・・・などなど。