Amazonで「よく一緒に購入されている商品」で見かけた伊礼智の「小さな家」70のレシピ が気になったので読んでみました。
私も常々、家はそんなに大きく無くて良くて、お庭が広いほうがいいなぁ、と思っていたのでした。
デッキを設けてもいいですねぇ。
玄関前にロータリーがあるのもいいなぁ。
それにこじんまりとしてるほうが、冷暖房時に電気代の節約になるだけでなく、エアコンをつけたらすぐに快適になるはず。
建坪7,5坪(延べ床面積15坪)など小さな家が紹介されています。
そしてただ小さいだけでは無く、パントリーをちゃんと備えたり、四季を通じて暮らしを楽しめる家だったり、機能的で快適な家づくりを目指しているのが素敵です。
伊礼 智氏の建築する家の雰囲気は、強いて言うなら無印良品が好きなら気に入ると思います。
伊礼智の「小さな家」70のレシピ (エクスナレッジムック)
豊かに暮らせる小さな家をつくる達人の著者が、経験をもとに “小さな家のレシピ"をまとめました。
写真と図面を合わせて70の項目があります。心地よい小さな居場所づくりのアイデアがたくさん詰まっています。伊礼 智 1982年、琉球大学理工学部建設工学科卒業後、東京芸術大学美術研究科大学院修了(奥村昭雄研究室)。丸谷博男+エーアンドエーを経て、1996年伊礼智設計室開設。2005年から日本大学生産工学部建築工学科居住空間デザインコース非常勤講師。2006年「東京町家・9坪の家」、2007年「東京町家・町角の家」でエコビルド賞受賞。
こちらの本は思っていたよりも分厚くて読みごたえがあります。
詳細な設計図と共に写真が添えられています。
実際に家を建てたい人は、工務店に見せるのに役立つことでしょう。
ですが、私のような立体を把握する能力に欠けている者にとっては少々、想像がしにくいです。
小さい家で気をつけたいこと、メリットなどわかりやすく紹介しています。
外壁素材についての意見はなかなか良かったと思います。
小さい家は、外壁の塗り直しが必要な時期がきても、面積が小さいので価格もリーズナブルで済むのも大きなメリットだと思いました。
また、和室についての意見も良かったです。
紹介されている和室を見ると、こういう和室ならあってもいいなぁ、と思えます。
でも、すべてが良いと思えるわけでは無くて、自分の意見はこうだなぁ、と思うところもありました。
それは個人の好みですよね。
そうやって自分がどうしたいか、じっくり考えられるようなところもこの本の良いところだと思いました。
伊礼智の住宅設計作法―小さな家で豊かに暮らす
2009年に発売、4刷、13000部となった「伊礼智の住宅設計作法」が
5刷を機に新装版として世に送り出す事になりました(増刷3000部)。今回は表紙を一新、さらに巻末の事例を「15坪の家」から「南与野の家」に差し替えました。