本のタイトルにもあるように林 真理子さんが還暦を迎えました。
流石に60歳ともなると時事問題についてあれこれ言いたくなったり、色恋沙汰や、ダイエットや美容ネタは減ったのかなぁ、と思ったら、こちらは週間文春に掲載されていたエッセイでした。どうりでananとは違う。
林 真理子さんの還暦パーティーは豪華でバブル世代な感じ。
赤いちゃんちゃんこならぬドルチェアンドガッパーナの赤いジャケットをプレゼントされてご満悦。
1950年代生まれのリッチな人が話題にすることや関心を持っていることが垣間見えるエッセイです。
マリコ、カンレキ!
六十歳になってしまった!「派手なのはやめてね」と言っていたのに、やってしまいました、ド派手な還暦パーティ。プレゼントはドルガバの真っ赤なジャケット。清く、楽しく、美しく!ますます絶好調の「週刊文春」連載最新刊!
以前に、1980年代生まれの人から、随分年上の上司たちがやっていることが理解できない、と聞きました。
聞いてみると、その上司たちは1950〜60年生まれのバブルを経験した人達。
「そりゃわからないわよ」
と私は言ってあげました。
「彼らが就職するとき、会社から接待があってぜひうちに就職してください、って言ってきてたの知ってる?会社説明会に行くだけで交通費と称したお金がもらえることもあったし、旅行に連れて行ってくれるところもあったし、内定もいくつももらえてたんだよ。就職してからもちょっとお願いしに行くだけで、お金持ちがゴロゴロいたから契約がバンバンとれてたって聞くよ」
1980年代生まれのその人は絶句してから「それって、、、本当にそんなことがあったんですか?」と真剣に聞いてきました。
「そうよ。そんな時代を生きてきた人と話が通じると思う?」
ずううっとその人は上司との意思疎通に悩んでたそうですが、私の話を聞いて合点がいきスッキリしたそう。
今まで年上の女性のエッセイと思って林 真理子さんのエッセイを読んでいたけれど、ここに来てグンッと世代のギャップを感じました。
なんだか寂しいなぁ。
でもアマゾンの評価を読むと、感想はそれぞれで読み手の受け取り方や世代によって異なるようです。
私には読み慣れたananのほうのエッセイがいいのかも。
最新刊美女千里を走るが出ているから、そちらを読んでみたいと思います。