自分らしい家にしていく関連の本を探していて、Amazonで評判がよかったので家がおしえてくれることを読んでみました。
私たちの家と友人の家。10組の家族とその住まいを、それぞれの職業、夫婦の関係性、趣味や暮らしの価値観を通じて、家と人の深いつながりを見つめたルポエッセイです。各章の合間に小池高弘が描く住人と家のイラストを差し込み、家の魅力を別の角度からも紹介します。
家に暮らす人が、編集者やデザイナーが登場するだけあって既存のものを活かすセンスや、暮らしのスタイルは読んでいて面白いと思うし、なるほど、と納得もできます。
狭いキッチンでの工夫や、こどもの成長に合わせて庭を変えたエピソードなど、とても興味深く読むことができました。
家にまつわるエピソードを通じて住人がどんな人なのか伺い知ることができたのもよかったです。
表紙になっている白い家はまるで海外のどこかにぽつんと建っていそうだけれど、静岡県磐田市にある本間さんの家と知りました。
本間さんのその家では週末カフェ〈Hacigo −ハシゴ−〉もやっています。
中古物件、新築、住居兼店舗、旗竿形の土地に建てた制限のある家、までさまざまな家の暮らしを取り上げていて読みごたえがあります。
こうして読んでみると、どんな家でも自分たちのこだわりを上手に家に活かせば、快適な暮らしができる家になるのだな、と感じます。
また、自分がこだわりたいところって何だろう?と考えるきっかけにもなりました。
身軽に暮らす ~もの・家・仕事、40代からの整理術 (COMODOライフブック)
身軽でいれば、いつでもあたらしいことがはじめられる。大人の転機と身軽の実戦。