タイトルを見て、キターーーーー!って思いました。
いやー、これくらいで家って建てられるんじゃないの?と以前から思ってはいたんですよ。
それに、500万円くらいで家を建てられないかな?と本気で願ってもいました。
将来、住み替えするときのことや、もしも地震が起きて家を建て直すことになったときのことを考えたのです。
また地震が来る確率が高いと聞いて家を建てることを悩む方も多い昨今、500万円の家なら「もしも」の場合のリスクも軽減できます。
「もしも」のことを考えて家を建てない、という選択肢もあるけれど、賃貸と比べると自分好みの家はやはり暮らしやすいです。
500万円で家を建てる!
家をあきらめない、住宅ローンで悩まない!
お金に縛られないコンパクトな生活設計を人気の建築家が指南!自ら500万円の予算で家を建て、「大改造!!劇的ビフォアアフター」(ABC系列)でも注目を浴びた著者が、実体験とさまざまな施工主とのやりとりで学んだケースをもとに、「500万円住宅」の作り方、設計士の選び方を提案。
家は欲しいけれど金銭的に厳しい人、これまでのライフスタイルをシンプルに変えたい人、セカンドハウスに憧れる人は必読!
東日本大震災で家を失った方へのエールも込めた、お得でやさしい実用エッセイ。
こちらで紹介されているのは、20坪のシンプルハウス。
500万円は建物本体価格です。
この本には設計図と仕様書が含まれていますので、そのまま建てるのであれば、設計料が浮きます。
著者の体験談を交えながら、どうしてこういう設計にしたか、変えたければデザインを変更できる、ということがわかりやすく丁寧につづられています。
玄関ホールを1畳分確保している理由は、家に住んでいると実感しますが、改めてなるほど、と思いますし、階段の説明も良いアドバイスが書いてあります。
先日、私が外壁塗装をして学んだような「軒を伸ばすと外壁がヨゴレにくくなる」というようなことも書いてあり、将来のメンテナンスも見据えたアドバイスに好感が持てます。
家を建てようと思っている人には、改めて自分の建てる家をチエックする良本になると思います。
実はこの紹介されている間取りですが、ご近所に以前出ていた売り物件でほぼ同じもので、いいなぁ、と思っていたものでした。
とても使い勝手が良い間取りだと思います。
またコンパクトな家なので、掃除もラクなはず。
いちばんの難関は、一緒にこの500万円の家を建ててくれる工務店を探し出すことでしょうね。
本書でもその探し方やお願いのアドバイスなども書かれていますので、やろうと思えばできそう!と思える、現実的な本だと思います。
片づけの解剖図鑑
「もし、あなたの家が、片づけても片づけてもまたすぐに散らかってしまう家だとしたら…それはあなたの責任ではありません。おそらく、あなたの家を設計した人の責任です」片づけの技術論、精神論以前の大問題を建築的に解剖した、「住まいの解剖図鑑シリーズ」第2弾