あの日からのマンガを読んでみました。
あの日とは3.11のことです。
ユーモアあふれる漫画で震災を表現をしています。
4コマ漫画で「さーて、ダイエットマーケットの企画について」と会議をはじめるんですが、地震、放射能、停電がもわもわと頭の中で広がって「あー、まだそんな気分になれない!」
「それはそうなんだけど〜」「そこをガンバルんだよ〜」
という具合。
あー、そうだよねぇ。。。この違和感!
今は薄れつつある震災直後の「あるある」がしっかりと描かれていると思います。
あの日からのマンガ (ビームコミックス)
地震・津波・原発…「あの日」以降の日々を生きる日本に贈る、渾身のメッセージ。
「『たとえ間違えているとしても、今、描こう』と思いました」しりあがり寿。
川に足をつっこんでいるゲンパツが「でもいいの…私は分かっていたの。私が皆の手に負えるような女じゃないって…」
はははっ。。。本当にそうだよね。。。
2011年8月に本書は発行されていますから、4〜5ケ月で本書は描かれたもので、あの瞬間だから描けたものが詰まっていると感じました。
あの日からの憂鬱 (ビームコミックス)
決して忘れられない日付となった3・11。「あの日」から4年の月日が経ったこの国で、ぼくらは、どう「明日」を迎えればいいのだろう…。圧倒的な速度と強度で東日本大震災を描き、ジャンルを超えて衝撃を与えた『あの日からのマンガ』(第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞)。
しりあがり 寿さんはキリンビールに入社し、一番搾りなどのマーケティングを担当しつつ漫画を描いていました。
ヘタウマな画風は手塚治虫に「この人は実はものすごく絵がうまい人だ」と言われたことがあります。
2014年には 春の叙勲で紫綬褒章受章されています。