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その当時「ニート」って言葉はまだありませんでしたから「かくかくしかじか 3」東村アキコ


ひたすら「絵を描け」と言う先生。

だからこそ著者はこの先生のことが好きだったんだと思う。

そんなふうに面倒をみてくれる他人なんて、いくら先生だからってそうそう居ない。

著者は漫画家になりたいとしながらも、学生時代は遊んで、恋をして、ちっとも夢に近づかないんだけど、若さってそういうもんだよな、とも思う。


かくかくしかじか 3 (愛蔵版コミックス)
美大を卒業したあと、就職せずに宮崎に帰った明子。日高先生に再会し… 少女まんが家を夢みたあの頃を描くドラマチック・メモリー

著者は夢をかなえて漫画家になれた。

しかもベストセラー漫画家である。

どうして漫画家になれたか?

それは、P76から2ページにわたり、若人に向けて強烈なメッセージが描かれています。

私は90Pのぶーけ編集部の電話シーンがツボでした。

逢阪みえこ先生、松苗あけみ先生、吉野 朔実 先生、岩舘真理子先生。

わかるー!(わかる自分も怖い!)

切なくなった頃に笑いも起きる素敵な漫画です。