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東京オリンピックに「ソフィアコッポラ」を?「ロスト・イン・トランスレーション」


日本がクール。日本が好き。そんなブームを作ったのはソフィアコッポラの映画「ロスト・イン・トランスレーション」ではないだろうか?

もちろん以前から日本を好きな外国人はたくさんいたけれど、この映画以降に東京が注目を浴びるなどして、日本のファンが急激に増えたように思う。

その証拠に、ヨーロッパから来た外国人が日本に来たきっかけはロスト・イン・トランスレーションを見たからだと言った。

彼はセレブでもお金持ちでも無かったけれど、東京でハイアット リージェンシー 東京に1泊するのだとうれしそうだった。

彼のような人がいるのかと検索したところ、記事が見つかった。

ロスト・イン・トランスレーション」という映画を観ました。この映画をきっかけにいらっしゃるお客様はいますか?

ハイアット リージェンシー 東京総支配人のフィリップ ルデサー氏
多いですね。びっくりするような方もいらっしゃいます。先日東京で開かれたIMF総会で来日したフランスの財務大臣も突然ご来館いただいたのですが、「ロスト・イン・トランスレーション」を観て、このホテルを訪れたいと思っていらしたそうです。私がご案内したのですが、「ロスト・イン・トランスレーション」の世界を間違いなく堪能され、お気に召していただいたご様子でした。製作されてから10年経つ今も、多くのお客様が映画をきっかけに訪れ、スクリーンでのワンシーンの体験を楽しまれています。海外からのお客様とお会いするときはいつも最初に、「ロスト・イン・トランスレーション」をご覧になりましたか?と尋ねるようにしています。答えがイエスの場合は、もうこのホテルについて何も話す必要はありません(笑)。パンフレットも必要ありませんね。

この人気ぶりである。

結構な確率で「ロスト・イン・トランスレーション」を見ている人が多い。


ロスト・イン・トランスレーション [DVD]
ソフィア・コッポラ監督が、自らの来日での経験を生かして書き上げた本作で、第76回アカデミー賞脚本賞を受賞。CMを撮るために来日したハリウッドのアクション・スターと、ミュージシャンの夫に同行するも、ホテルに取り残されたアメリカ人女性が、たがいの気持ちを理解し合う。ただそれだけの物語だが、東京のカルチャーが外国人旅行者の目線で鮮やかに映し出され、彼らの高揚感と孤独、とまどいを伝えていく。

コッポラ自身が若いころ日本に滞在しており、その体験をもとにした半自伝的作品と告白している。『ロスト・イン・トランスレーション』は言語問題だけでなく夫と妻、男と女、老人と若者、友人間などの現代社会多くの人間関係における相互理解の難しさ(アノミー)をテーマとしている。その孤独感を増幅する演出として、日本以外での上映に際しても、日本語のセリフには意図的に字幕を添付していない。

はじめてロスト・イン・トランスレーションを見たのは自宅だったから、映画が公開された2004年よりも少し後だと思う。

それでも10年近く前のことになる。

まだスカーレットヨハンソンは有名な女優では無くて、彼女見たさにこの映画を見る人はいなかった。

あのときは、なんだか気持ちわるけれど印象に残る映画、という感想を持ったけれど、今になって見たら自然といい映画だなと思えた。

当時はビル・マーレイの抱えている内面が理解できなかったが、それだけ私も彼の年齢に近づいたのだろう。

私は映画の中で二人がしゃぶしゃぶ屋に行く場面が好きだ。

スカーレットヨハンソンが写真付きのメニューを見て霜降り肉の「違いがわからない」と呟き、ビル・マーレイが「自分で調理する料理なんて最低だ」と言う。

二人のコメントに吹き出しそうになる。


先日ルイヴィトンを見ていて、いいなと思うバッグがあった。

それがソフィアコッポラがデザインを手がけたモデルだと知った。

ソフィアコッポラの世界観は泣けてくるような美しさがある。

東京オリンピックを開催する際には、セレブであり日本に滞在した経験を持つソフィアコッポラに協力を仰げないものだろうか。

素晴らしい結果を出してくれるように思うが、どうだろう。


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