スポンサーリンク

人間関係のパターンを変えればうまくいく!「自分の小さな「箱」から脱出する方法」アービンジャー インスティチュート、金森 重

Amazonでの評判が良く気になったので自分の小さな「箱」から脱出する方法を読んでみました。

読み終わって監修者が「通販大家さん」の金森 重さんということに気がつきました。

ま、それは置いといて。

読んでみた感想としては「嫌いな上司の机の上に置いておきたい」本だと思いました。

つまり、攻撃的な人や、嫌いな人に対する人間関係を向上させるノウハウは受けている側からは為す術が無いのです。

原因はモトから断たなきゃ駄目、とはよく言ったもので、原因当人が気づかなければ、受ける側はスルーするなり、避けるなり、かわし続ける羽目になります。

とはいえ、相手がどう思ってそういう行動に出ているのか、それには理解が深まったように思います。

自分は悪くない、と思っているんですね。本気で。

自分は賢い、と思っているんですね。本気で。

やっぱりこの本をそっと置いておくしか無さそうです。

果たして上司の態度は翌日になって変わっているのでしょうか?(笑)


自分の小さな「箱」から脱出する方法
身の周りの人間関係は実はすべて自分が原因で引き起こしていることに気づかせてくれる『自分の小さな「箱」から脱出する方法』

また「なるほど」と思う話もありました。

息子とうまくいかないお母さんの話。

障害を持つ息子とうまくいかないお父さんの話。

それらの原因は、結局は自分にもあった、という点です。

金森 重さんのまえがきにもそのことが書かれています。

”我々がこの世で受ける苦しみは、それぞれが脈絡なく発生しているようでいて、実は複雑にからみあった糸のように相互に影響しあっていることが多いのですね。そして、その根本の原因を作り出している発生源が、他ならぬ自分自身のものの見方であることが人生においては存外に多いのかもしれません”

正直、この本では「箱に入る」「箱から出ている」という話がたくさん出てきて、最後のほうではごちそうさまです、と言いたくなるほどでした。

抽象的な話なので理解するのに時間もかかると思いますし、実際、自分にあてはめたらどうだろう?と考えると、わからなくなることもあります。

しかし、今の自分の見方がどうなのか、見直してみるにはいい本だと思います。


嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
心身ともに悲鳴をあげないためには、どうしたらよいのか。
「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない――
【対人関係の悩み、人生の悩みを100%消し去る勇気の対話篇】