律は美形男子で、それでいて家族おもいで、性格がいい。そんな素朴で素敵な男の子だ。
そんな律が母親の入院中に家族のために料理に挑戦する姿に、弟や妹も料理をお手伝いしたり「家族っていいな」と思う場面がいくつも出てきます。
そして同時に「家族ってなんだろう」とも考えさせられます。
銀のスプーン(1) (KCデラックス)
律は受験を控えた高校3年生。弟の調、妹の奏、そして父を亡くしてからも温かく自分たちを育ててくれた母と4人暮らし。ところがある日、母の病気が発覚。入院する母に代わり、律がはじめて台所に立つことになり……。小沢真理がおくる、おいしくて優しい物語。
3巻のシュークリームに挑戦する話では、身近なおやつでありながらその作り方を意外と知らなかったなぁ、と感じました。
シュークリームは焼きあがったて×××××ら駄目なんだ!
知りたい方は3巻をどうぞ!
料理に興味が自然にわいてきます。
またそれぞれ、家族や律を取り巻く人々の成長が巧みに描かれており、ほっこりするエピソードや、あるある!といったエピソードまで楽しんで読むことができます。
あとでじわじわきます!
銀のスプーン(3)
母親が退院する、それは最良の日になるはずだった。しかし、律は真実を知ってしまう。「家族の中で自分だけ血がつながっていない」そんな律を哀しみの底から救ってくれたのは家族の愛と、想いがつまった料理だった。そして新しい生活が始まる――。律もついに大学生に