もしもタバコが止められたら。
もしもダイエットに成功できたなら。
それらを実現するのに、ほんのちょっと習慣を変えるだけで良いとしたら?
その方法をたくさんの具体例とともに紹介してある「習慣の力 The Power of Habit」を読みました。
自分が「習慣」と思っていないことでも、確かにそう言われれば「習慣」と呼べるかもしれないとハッと気がつかされます。
習慣の良いところは「悪い習慣」を「良い習慣」に変えることができることです。
「消臭剤のファブリーズはなぜ突然ヒット商品になったのか」「アルコール依存症はなぜ治せるようになったのか」「大手アルミメーカーのアルコアはダメ会社から突如優良企業に変貌を遂げたのか」「スターバックスのスタッフを責任感の強いリーダーに育てるプログラムとは」。本書の著者によれば、これらはみな、「習慣」をうまく活用した成果であるという。
普段、私たちは自分の意志で行動を決めていると思っているが、実はそうではない。人間の全行動の4割は「習慣」、つまり脳で考えることなく、無意識に身体を動かしているのである。したがって、この習慣のメカニズムを知ることで「良い習慣」を増やし、「悪い習慣」を減らすことができれば、人生は知らず知らずのうちに好転していくのだ。
習慣の力 The Power of Habit
「成功する企業の慣習」の章ではスタバの事例が紹介されていました。
「麻薬中毒者の息子で、高校を中退し、かんしゃくを押さえられなかった男が部下を束ね、高売上げをあげるスタバの店長になれたワケ」です。
まず、、、実験の話になるわけですが、それらを読んで納得。
つまり「その男」の努力だけで店長になれたわけでは無いのです。
スターバックスが「その男」を店長の素質を「習慣」によって育てあげたのです。
なーんだ、己の力だけでは無いんだ、と思う人がいるかもしれませんね。
でも、私は思うわけですよ。
企業側が企業の方針にのっとった教育制度を設けなければ、従業員は会社が望むような成長はできない、と。
企業は個人スキルに頼りすぎなのでは?
求人もすでに能力を兼ね備えた人材を欲しがる傾向にあるように思います。
もしも、自力で向上したいと思うならその為の「習慣」を身につければ良いのです。
なかなか興味深い本なのでおすすめです。
ラテに感謝! How Starbucks Saved My Life―転落エリートの私を救った世界最高の仕事
全米が泣いた実話のベストセラー。生まれながらのエリートに突然訪れた人生の急降下。偶然働くことになったニューヨークの片隅のスターバックス。そこで出会った、、、
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スターバックス タンブラー型小型USB加湿器です。