人と競争させることが良くないこととされているようなことを耳にしました。
「平等に」ということを重んじているそう。
私はこの背景には「妬み」が生じるからじゃないかなと感じました。
誰かが秀でればそれを人は妬みます。
悔しい、と思う気持ちと、妬む気持ちは違います。
まずは、子供に「悔しい」思いをさせて、どうしたら「悔しい」気持ちを克服できるのか模索させることも教育だと思うし、誰かが秀でた才能を持っていたら、それを「称える」ことを教えるのも教育なんじゃないかなと思います。
人と競争をさせて「妬む」気持ちを持たないように教育するのが、競争の意義なのでは無いでしょうか。
妬みは人の足を引っ張ることしかしません。
ガラスの仮面でも、妬みによって大きな障害に出会うこともあります。
北島マヤと姫川亜弓の「競争」を見て、これは良くないことだ、と思う人がいるでしょうか?
相手を認めながら、自分の未熟さに泣き、そしてまた立ち上がります。
ぜひ、子供にも読んでもらいたい作品です。
後半になると、ちょっと大人な読み物になってしまいますけれど、、、。
ガラスの仮面 49 (花とゆめCOMICS)
目に異常を感じる姫川亜弓だが、「紅天女」試演会場で何かを掴み…?一方、婚約破棄で心を病んだ鷹宮紫織に速水真澄がとった行動は…!? 2012年10月刊。
1975年に掲載されてますから40年近く連載しているわけですね。
1巻からしばらく昭和時代ですから、携帯もインターネットも無いですし、歴史を感じます。
北島マヤが出前のバイトをするシーンがありますが、いまどきそんなバイト無いですよね。
今の最新刊は49巻です。
ガラスの仮面ファンにはたまらない展開ですね。
私の衝撃は速水さんが聖さんに思わずしてしまった行動でした。
冷血漢な速水さんがっ!!w
うそー!
そして聖さん、すごいわっ!
忍者だわ!
漫画家の巨匠が築き上げてきた少女漫画の凄味が違います。
こういった漫画をパロディで生み出すことはできても、イチから本気の漫画を描ける人はなかなかいないでしょう。
男性も楽しめる少女漫画です。
ガラスの仮面 1~最新巻 [マーケットプレイス コミックセット]