1900年の前半は世界のあちこちで戦争が起きていて、そんな怒涛の時代に「おじいちゃん」で生まれたベンジャミンバトンを見ました。
80歳の状態で生まれ、年を取るごとに若返る人生を与えられた男の一生を描く、とは聞いていたけど、あえて言うならフォレストガンプ系。
主人公の目を通して人生を体感する作品ですが、フォレストガンプはユーモアがたっぷりだけど、ベンジャミンバトンはどちらかというと悲しくて切ない印象が強いです。
副題に「数奇な人生」ってついているのに納得。数奇とは「運命 のめぐりあわせが悪いこと」
ベンジャミン・バトン 数奇な人生 [Blu-ray]
80歳で生まれ、年を取るごとに若返っていく数奇な運命の下に生まれた、ベンジャミン・バトンの物語。
一瞬、一瞬を、大切に生きていますか―?
全ての出逢いを、胸に刻んでいますか―?
これは、そうせずには生きていけない、特別な人生を送った男の物語。主演はブラッド・ピットとケイト・ブランシェット。「グレート・ギャッツビー」のF・スコット・フィッツジェラルドの短編小説を『セブン』『ファイト・クラブ』のデビッド・フィンチャー監督が映画化。
ブラッド・ピットのファンにしてみたら最初はつまらないかもしれない。
イケ面のブラッド・ピットが出てくるのは、ずっと後のほうだから。
後になれば、バイクに乗ってる姿も拝めるし、かっこいいブラットピットを存分に楽しむことが出来ます。
私はベンジャミン・バトンの人生は不思議と悪く無いようにも思えました。
特にクイニー(ベンジャミン・バトンのお母さん的存在)に出会えたことがラッキーで素晴らしいことだと思いました。
クイニーはベンジャミン・バトンに愛情をたっぷり注ぎます。
いつか歩けるようになるわよ、と言ってベンジャミンに代わって体を丁寧に洗ってあげたり、とても優しいお母さんなのです。
もしも、クイニーに出会わなければ、自分の運命をベンジャミンは拒否し続けたかもしれないと思うのです。
監督自身が左目の視力が弱く、オッドアイでもあり、両目の色が異なっていることから、自分と重ねている部分もあるからこそ、こういう視点で描けたのかもしれません。
よく理解できていないのだけれど、印象的だったのは「7回雷に打たれた話」のシーンです。
監督がデヴィッド・フィンチャーだけに何かを暗示しているとか理由はあると思うのだけれど、話の最後に「神様は、私に生きてるだけで幸運だってことを思い出させてくれるんだ。」って言うだけが目的なのか、そこがよくわからないけれど、このモヤモヤとした謎解きのような部分がこの監督の魅力なのだと思います。
他にも「あれは、、、?」と思うようなことがたくさんあります。
後からじわじわくる映画です。
ソーシャル・ネットワーク 【デラックス・コレクターズ・エディション】(2枚組) [Blu-ray]
【映像・音声特典】
★デヴィッド・フィンチャー(監督)による音声解説
★アーロン・ソーキン(脚本)、キャストによる音声解説(キャスト:ジェシー・アイゼンバーグ、アンドリュー・ガーフィールド他)
★フェイスブックの映画ができるまで(4種)
★製作の舞台裏(6種)
・編集について:アンガス・ウォール、カーク・バクスター、レン・クライス
・音楽について:トレント・レズナー、アッティカス・ロス、デヴィッド・フィンチャー
・ “山の魔王の宮殿にて”: 楽曲調査
・スワーマトロン:“個性的”な音楽を求めて
・ビジュアルについて:ジェフ・クローネンウェス、デヴィッド・フィンチャー
・ルビー・スカイ VIPルーム:マルチアングルシーンでの分析
ファイト・クラブ [Blu-ray]
ブルーレイのみの特典「ゲーム:サウンドを自作せよ~聴覚への刺激『ファイト・クラブ』の音響デザイン」、「『オトコが選ぶ金字塔映画』受賞式とその舞台裏 」を収録した究極仕様!