鋼の錬金術師の作者でも知られる実家が酪農の漫画家荒川弘さん(百姓貴族にて実家のことにも触れられています)の酪農高校を中心に描かれる酪農漫画「銀の匙」を読みました。マンガ大賞2012年受賞作品で超有名ですし、アニメ化もされていますから、読んでる人も多いですよね〜!?
原作コミックス累計1,000万部突破! !
大ヒット作品「鋼の錬金術師」の荒川弘が描く、酪農青春グラフィティーついにアニメ化! !
2013年7月11日より毎週木曜24時45分~放送
(※初回2013年7月11日は25時10分~)発売予定日は2013年9月18日です
◆感想
酪農について知らないわたしのような人には「へぇ!」の連発で、昔に読んだ動物のお医者さんとはまた違いますね。
でも直腸検査などは動物のお医者さんでも紹介されていたので、あぁ!なつかしい!と思ったのでした。
でも、まさかソレ用の機械があるとは、、、!
時には酪農を仕事にするうえで乗り越えなくてはならないところもあるんですが、そこは重くなりすぎない程度に描かれているんですけれど、やっぱ読んでる私も考えさせられます。
「可哀想」と言っていては酪農は出来ないんだけど、かと言って残酷なことをしているわけでもなく、それがつまりは、私たちがごはんを食べる前に呟く「いただきます」の世界に通じているんだな、と感じました。
ありがたくお命を頂戴する。そういうことなんだな、と。
鋼の錬金術師でも見られた、コミカルタッチな部分が増しながらストーリーが進むので楽しく読めますし、また、あれ?このキャラって鋼の錬金術師に出てませんでしたっけ?と思うような容姿の方も見かけたりして、ププッ、思わず吹き出します。
動物のお医者さんのときに獣医さんを目指す人が増えたときのように、今は酪農に興味を持つ人が多くなっているようです。
漫画の力って素晴らしいと思います。
私はスーパーで酪農家さん達の活躍をみることができます。
活き活きとしたレタスの葉や、とっても赤いトマト、牛乳に書いてある成分無調整の文字、これらすべて各地で懸命に働いている酪農家のみなさんのおかげだなぁ、と思うのです。
自分で畑をしたことがある人ならわかると思うのですが、野菜って美味しく作る努力をしなければ、青臭かったりしてちっとも美味しい野菜が出来なかったりします。
だから野菜を食べた時に美味しかったりすると、すごいな!と心から感心するのです。
以前に「え!?野菜って味が違うの!?」と驚いた男性がいたのですが、スーパーの野菜しか知らない人は、種さえまけば美味しい野菜が出来ると簡単に思っているのかもしれませんね。
そんな人にも是非、「銀の匙」を読んで頂きたいと願いいます。
1巻の最後にあるオマケ漫画で「卵かけごはん」に、うんうん、と私も頷きました。