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「エンディングノート」by砂田麻美監督、を見て来ました【感想&評価】


砂田麻美監督のドキュメンタリー映画エンディングノートを見て来ました。
興味を持ったきっかけは、監督はずいぶん昔から家族を撮っていて、単なる癌映画ではなさそうだと感じたこと、監督が1978年生まれで、父親が昭和15年生まれの団塊の世代だったこと、です。

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■ストーリー
熱血サラリーマン時代「段取り」を重視してきた主人公が、会社を退いた二年後、69歳で癌を告知される。
告知後、彼は「エンディングノート」を作成しはじめる、、、

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■感想&評価
誰でも「お誕生日」など記念としてビデオを撮ったりすると思います。しかし、砂田麻美監督のように、ずうっと、家族を撮り続けている人はなかなかいないでしょう。映画の中でも主人公が質問するほど、日常の他愛もない風景もおさめられ、それらが編集され、このドキュメンタリーは完成しました。
家族も撮られ慣れしているので、身構えることはありません。だから見ていて、自分も家族に溶け込んでいるような、とても身近な人たちに感じました。

さて、エンディングノートとは、葬式は誰を呼ぶとか、クレジットカードや預金とか、家族に死後伝えたいこと、などが記されたノートのことです。主人公は、葬式会場を下見に行ったり、最後の遠出を家族としたり、仕事をこなすように死を迎える準備をします。仕事一筋の熱血サラリーマンだったころが垣間見えるようで、そこには「昭和のお父さん」が居ました。娘が撮影しているというのも大きく影響しているのでしょう。
映画を見て、この人の人生はよいものだったのだろうな、って想像しました。人は人生の終わりに何が見えるのか、ふとわかったような気持ちになりました。

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■公開劇場(近畿)

なんばパークスシネマ  10/1〜28
・梅田ガーデンシネマ  10/1〜
ワーナー・マイカル・シネマズりんくう泉南 11/19〜12/2

・MOVIX京都 10/1〜31

・元町映画館 10/1〜11/4

■関連リンク 
エンディングノートオフィシャルサイト
ほぼ日刊  エンディングノートがあまりによかったので