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好きなら仕事は続けられるの?「ファッションが教えてくれること」一流ってなに?


ファッションが教えてくれること [DVD]
アメリカ版「ヴォーグ」の名物編集長、アナ・ウィンターに密着したドキュメンタリー。ファッション業界で絶大な影響力を持ち、『プラダを着た悪魔』のモデルともいわれる彼女の妥協を許さない仕事を通し、働くことの厳しさと喜びを映し出す。

映画「プラダを着た悪魔」のモデルとなった雑誌VOGUEの編集長アナ・ウィンターのドキュメンタリー。VOGUE9月の特別号が出来るまでを追います。

■感想
プラダを着た悪魔の編集長が強烈すぎたのか、ファッションが教えてくれることでのアナ・ウィンターは当たり前に仕事をこなしている姿が描かれており、冷血だとか、そういうことは特に感じませんでした。それはアナ・ウィンターの私生活までは入りこんでいない、と言うこともあるかと思います。
アナ・ウィンターの仕事ぶりは「費用がかかったから」とか、そういう理由で納得のいかない写真を採用しないとか、素敵なファッションでも、9月号にふさわしくない場合は避けるとか、仕事をしている人なら理解できる妥協しない姿勢だと思うし、そういうスタイルで仕事をできるのは、うらやましくもあるかと思います。ラストの掲載内容に、アナのポリシーを感じました。ぎりぎりまでベストを狙い、駄目ならベターを選ぶ。そんな感じ。いくら有名人をモデルに採用していても、その内容が悪ければ、無理に全部を掲載することをしないんだな、と。
もちろんアナ・ウィンターに振り回されるスタッフは大勢います。彼女の感性で作り上げた雑誌がトップを走っている間は彼女が編集長であり、その彼女のおかげで雑誌が売れて、スタッフにも仕事がある、それをスタッフもわかっているけど、かなりのストレスを抱えているご様子。私も一緒に働いてたら愚痴連発だろうなぁ。好きじゃなかったら続けられない世界だな、と思いますし、才能がなければ残れないとも思いました。


ビル・カニンガム&ニューヨーク [DVD]
彼に撮られることこそが、ニューヨーカーのステータス! ビル・カニンガム現在84歳。NYのストリートでファッションを撮り続けて50年。

現在84歳にして、ニューヨーク・タイムズ紙の人気ファッション・カメラマンのビル・カニンガム。米ヴォーグ誌編集長のアナ・ウィンターに「私たちは、いつもビルのために着るのよ。」と言わしめるほどの人物であるビル。世界中のファッション・ピープルから愛され、尊敬を集める彼の私生活や仕事ぶりが初めて明かされる。